- 葦の根の
- あしのねの【葦の根の】(1)「ね」の音を繰り返して, 「ねもころ」にかかる。
「~ねもころ思ひて/万葉 1324」
(2)根に節(ヨ)のあることから, 「夜」「世」などにかかる。「~夜の短くて/後撰(恋四)」
(3)根が分かれていることから, 「分けても」にかかる。「~分けても人に逢はむとぞ思ふ/後撰(恋二)」
(4)根が埿(ウキ)の中にあることから, 「憂き」にかかる。「~憂き身のほどと知りぬれば/後拾遺(恋四)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.